牛  若  丸   


つぎの艇はミラー16
(昭和44年〜昭和48年)

11フィートのミラーディンギーは材木座海岸でもよく見かけたが、16フィートは日本では珍しかったのではないかと思う。
船体はFRPコーティングしたベニヤのチャイン艇で、バウデッキの下は人がもぐりこめるくらいの物入れになっていた。船底は二重、両舷にエアータンクがついていた。
 セールはもちろんミラー独特の朱色、メインは2ポイントまでリーフできるし、ジブはファーリングのドラムがついていた。
 マストはトップまで同じ太さのクルーザーのようなマスト。ブームも長く太い。
この理由がチンしたときにわかった。真横になってセールが海面に浸かってもそれ以上逆さまにならない。マストとブームに発泡剤が入っていたのだ。
 
当時、材木座沖でよく行われた各艇混合のレースにまだ小学生だった長男や甥達とよく参加、重いわりにはY15、K16、ファイアーボール、470と競り合った。



船型のわりには性能はかなりのもの

これだけ乗ってもけっこう走った


  

ミラーディンギーの烏帽子レースに参加、