クルージング |
"TRITON"グループは、船齢16年限定沿海仕様、定員12名の30ft艇で、70代2人、 60代2人、50代2人、40代2人の計8名が乗組み、8月8日〜13日の6日間、 八丈島にクルージングしました。 |
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2008年8月9日〜15日の1週間、 "TRITON"グループ・メンバー7名で 波切港へのクルーズを行ないました。 このあたりを航海した経験者は多 いかと思いますが、航海記を掲載 します。 |
この1週間は気象・海象に恵まれ、ほぼ晴天で快適な航海でした。 1日の航程は、およそ50浬(=95km弱)、各航程間の所要時間は9〜10時間です。 ただ、往路は風が弱く、もっぱら機帆走、というよりもエンジンに頼ること が多かったと思います。ただ、潮がほぼつれ潮で6〜7kt程度の速度は維持し ていました。 航海は、葉山〜下田港〜ふくで福田(磐田市)漁港〜波切港のコースの往復です。 波切港から鳥羽港、的矢港へのショート・クルーズを含みます。 1.往路 8月9日0600、6名乗組で葉山を出港、下田港を目指します。気温・湿度と もに高くあまり快適とはいえません。南風は弱く、セールは揚げたものの事 実上機走に近い航海ですが、殆ど波はなく、穏やかです。5〜5.5kt程度。 0730ケンケンの曳き釣にシイラがかかりました。 0830 35°06'161''N 139°22'172Eで無風となり、メイン・セールのみ 揚げて機走。 1515下田港防波堤通過。港口は比較的新しい防波堤ができていて少々狭く 感じますが、内部は静穏です。 1530稲生沢川脇の港北北西端にある下田ボートサービスバースに係留しま した。(TEL. 0558-22-5511、e-mail:sbc@lilac.ocn.ne.jp、停泊料\4,000.-) 所要時間約9.50 Hours。 燃料の補給はボート・サービスに頼むと、GSからタンク・ローリーで届け てくれます。氷は物揚げ場の近くにある製氷会社から購入できるということ でしたが、我々は時間が合わなかったせいか、店は閉っていました。 9日夜、下田泊。(やまね旅館素泊り) 下田で1名加わり7名となります。 10日0600解纜。港内の係船岸壁に舫をとりコンビニ弁当で朝食。 0630下田港出航。ふくて゛福田漁港を目指します。 0730 No.3ジブ・セール・アップ。 0800 メンスル・アップ。 途中、適当な追い風が吹いた時間があって一時スピネーカーを揚げたのです が、風が落ちたため、降ろしました。 駿河湾を約5時間で横斷しました。御前崎灯台を航過後、遠州灘にかかりま す。遠州灘は、地図でみても判るとおり、海岸線が平板で景観はあまり面白 味がありません。土地の人達は「海の砂漠」というそうです。 ケンケンで曳き釣りしていたところ、浜岡原発付近の海面でシイラの他、 サバ、メジマグロなどが次々と獲れ、最後にはシイラはかかっても揚げずに 放してしまいました。これらの魚は福田に入港後、船上宴会に際し、刺身 バタ焼きなどにして食べました。 1650福田漁港入港。舫をとる。所要時間10.4Hours。 伏見旅館素泊り。6時宿主人の出迎えボルボにて宿へ向かった。 福田漁港 (静岡県磐田市福田町) 所在地は、N35゜40' E137°54.2' 御前崎から伊良湖岬に至る沿岸は、あまり目立った港がなく、福田漁港はプレ ジャー・ボートには、かっこうの寄港地です。 写真は港外からの景色です。 福田漁港は、本来、太田川河口に造られた河川港だそうですが、1998年に旧 港東側に新港を建設したものだそうで太田川から完全に切離されています。本 港側は、中は広く、避難港としての指定もある良港で立派な建屋がありますが、 港内には漁船の姿はなく、漁師や管理者の姿も見えず、突堤には釣人が大勢い て、なんとも不思議な光景です。漁船溜りは港西側に曲り込んだ歩いて5分ほ どの太田川の支流にあります。漁協事務所も、魚市場もこちら側にあります。 ここの漁船は専らシラス漁業に従事しているそうで、港外では2隻で網を引く 姿が見られます。新港の物揚げ場はシラスの水揚げ時に使うという話でした が、水揚げの様子は判りません。 漁港のすぐ西側(漁船溜り手前)は避難船舶用の泊地だそうですが、漁港の 物揚場正面左側隅あたりは閑散としていますから、ふつうは舫いをとっても苦 情を云われることはなさそうです。(我々もそうしました。) 下の写真は、更に港口に接近した写真です。 プレジャーボート・小型船港湾案内 H-801」94頁参照。 Googleマップで、「静岡県磐田市福田町」で検索するとこの周辺の地図がでて きます。 物揚場はありますが、水も氷も補給できません。水道の配管はありますが、 元栓が閉じられています。製氷所も建屋はありますが、クローズされています。 そういう点で不便な港です。 駐車場は広く、港の最東端の建屋にシャワーの設備もありますが、トイレは このシャワーに附属するものしかありません。 商店などもないので、車で5〜10分ほどの町に行く途中のコンビニなどで調達 するほかありません。 次頁は港口からのもので、正面の白い大きな建屋が新港物揚場です。 静岡県建設部港湾局漁港整備室のHP http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-430/hukude.htm で福田港の航空写真が見られます。 2006年まで漁船溜り近くに国民宿舎「遠州福田荘」という宿泊設備がありまし たが、現在は閉鎖されています。 11日0600港内船上でコンビニ弁当で朝食。 0620福田漁港出航。なぎり波切港(大王崎)に向います。 0700 セール・アップ。 1545 波切港入港。 所要時間9.3Hours。 波切漁港(大王崎) 所在地は、N34゜17' E136°54' 港の全景は航空写真で見られます。 http://www.pref.mie.jp/SUIKIBAN/HP/miegyoko/nakiri/nakiri.htm 遠州灘を越え、更に伊勢湾口を過ぎると大王崎です。波切港はかつて九鬼 水軍の拠点があったそうで、奥が深く天然の良港です。外からは見えないた め、船隠しの適地だったと思われます。現在の大王崎灯台の場所に九鬼氏の 居城があったそうです。 港口は北東方向に開いています。 詳しくは、「プレジャーボート・小型船港湾案内 本州南岸H-801」 140頁参照。 大王崎は熊野灘と遠州灘の分界とされています。暗礁・岩礁が多く「伊勢の 神崎、國崎の鎧、波切大王なけりゃよい」と唄われた航海の難所でした。 現在は大王崎灯台という航路標識があるほか、入口近くの北側に比較的高 層のリゾート・マンション風ビルがあるので入港時のいい物標になり、それ ほど危険はありません。 港内は広く、外来艇は、物揚場近くの岸壁に係留できます。寄港時は8月 中旬でしたが、外来艇は他に1隻のみで空いていました。 ここは、概して素朴で人柄もよく、われわれよそ者にも親切な場所です。 水は物揚場の水道が使えるし、氷は物揚場に附属した製氷所でコイン式販売 機から24時間購入できます。\500.−/25kg(但し、500円コインのみ可)かなりの量が 太いホースから一時に落ちてきますから大きな容器を用意する必要があります。 燃料もGSからタンク・ロリーで運んでくれます。 港最奥部近くに民宿大王荘(TEL.0599-73-1234)があります。更に少し港沿いの 奥まった処に干物屋があり比較的安価で干物を購入できます 11日大王町波切民宿「大王荘」泊。はじめて宿舎内で夕食を摂りました。 12日朝、0600鳥羽港を海から観光に向います。 所要時間7.8Hours。 メンバー1名、ここで別予定があり、下船。6名となりました。 鳥羽港 所在地は、N34゜29.8' E137°50.2' 鳥羽港への航路には干出岩、暗岩などの障害物が多く、水路が入り組んでい ますので注意して航行する必要があります。波切港から鳥羽港に入るには鳥 羽市と萱島の間の加布良古水道から入ることになりますが、見通しがきかな い場所が多く行止りかと思うと水路が開けている場所が至るところにあり ます。 鳥羽港は、有名な観光地ですが、船で行くと係留場所が殆どなく、「小型船入港 案内」には「浜辺浦西方の池の浦は小型船避泊地で・・・」とありますが、殆 どが商用艇・業務艇の泊地となっているようで外来艇の停泊する余地はなさそ うです。ホテルなどのプライベート桟橋はありますが、ホテル利用者でないと 停泊は無理でしょう。 的矢港 N34゜22.1' E136°53' 波切港への帰路、的矢港内を機走で1時間巡回、港内の調査をしました。 この港は鳥羽市と志摩市の間にあるリアス式海岸にある港です。 港内は入り組んでいて深く広く天然の良港です。 季節により、牡蠣筏、真珠筏などが設置されるようですが、内部を廻ると泊 地として向いていそうな処があちこちにあります。 停泊していないので、ゲスト・バースがあるかどうか不明ですが、港内北部(鳥 羽市千賀町釜ヶ谷)には鳥羽マリーナがある他、港内の渡鹿野島東南部にも港が ありプレジャーボートが係留されています 12日夜、前日に続き大王町波切民宿「大王荘」泊。 2. 帰路 13日出航前に勤務の関係などで2名下船、帰路は4名の航海となります。 出航前に波切港で水・氷を補給。 13日0600波切港出港。 福田に向います。伊勢湾口は海から見ると実際以上に広く見えますが知ら ず知らずのうちに伊良湖岬を越えています。 伊勢湾口から福田までの航海は、「海の砂漠」にふさわしく平板で、少々退 屈します。 航海中、食事の支度をしているときに、飯炊きを済ませおかず作りにかか っていた最中、プロパンボンベが空になり、やむを得ずカセットコンロでな んとかごまかし、おかずを作りました。 福田港入港後、旅館の主人に頼んで数軒のガス屋に電話して充填してくれ る店を探してもらうも、2kgの小型ボンベに充填することは法令で禁じられ ているとか、空のボンベはあるが充填できないなどといわれ、見つからず諦 めました。旅先ではなにが起るか判りません。 福田漁港1430入港。往路と同じく伏見旅館に素泊り。 14日0600福田出港。 港へ向かう途中のコンビニで食事を購入、下田までの朝食と昼食はこれで 済ませることにしました。 下田港に向います。再び、遠州灘の沿岸を航行しますが、この沿岸近くは 水深計によると比較的海底が浅く、そのせいか波が悪い場所です。 また、南からの潮流があってうっかりしていると船が次第に岸に寄せられ る傾向があります。「灘」という名のいわれもそのあたりにあるのかもしれま せん。なるべく水深の深い海域を航行するのが賢明かもしれません。 また、太平洋に面した広い海面ですが、プレジャー・ボートの姿は稀です。 往路は、殆どエンジンを使っていましたが、帰路は帆走できる風が吹きエ ンジンを止めてセーリングを楽しむことができました。潮流もつれ潮でスピ ード・メーターとGPSの速度を比較すると、対地速度のほうが常に0.5〜1.5kt 程度プラスとなっていました。最高8kt近く出ていたと思います。 駿河湾を航過して石廊崎を越えた頃から次第に風が強まり、風速22〜25kt 程度となり、No.3ジブに2ポイント・リーフくらいで帆走しました。 下田港入口付近の海面は暗岩が多く危険なので神子元島を迂回して下田に 向います。下田港は、東寄りのアプローチは割合楽ですが、南からの入港は 慣れていないと港口を見つけ難いように思います。 1500下田港入港。 着桟直後、下田ボート・サービスでガスの充填ができる店を訊いたところ、 充填してくれる店があるとのことで早速充填を依頼しました。ガス屋はすぐ に来てくれて、暫くしたら届けてくれました。ほっと一安心。 この日は、下田のお祭りの初日で町内の太鼓台の巡行と花火の打上げを見 ることができました。丁度、泊地の対岸で花火を打上げるので楽しめました。 太鼓台は、全部で16の町内から参加があるそうで、集合場所で各太鼓台の その年の代表者が順次決意表明をやるのが拡声器で聞こえ、郷土色が感じら れます。お盆で料理が作れないと言われ旅館は素泊まり、ただし外へ行って も観光客があふれていて席が取れず、結局スーパーの惣菜を買って、船に戻 って酒盛りになりました。下田花火が目の前のポンツーンで結局最高の宴と なりました。 花火終了と共に旅館に帰館。この航海にしてはちょっと遅く 10時就寝 下田泊。旅館素泊り。 15日 0600下田港出港 1520 葉山帰着 この日、海は穏やかで、SEの順風20ktに恵まれ艇は6〜8ktで快走します。 このたびの航海では、機走、または機帆走が多かったのですが、前日午後とこ の日はエンジンを止めて帆走を楽しむことができました。 プロパンは満タンで安心して船上でご飯を炊き、オムレツで朝食、更に余っ たご飯で握り飯を作って昼食としました。 3.クルーズを終えて このクルーズでは、全行程の寄港地で陸上の旅館・民宿に宿泊し、入浴の 上、エアコンの効いた部屋で、乾いた夜具で眠ることができたため、疲労が 蓄積せず、翌朝にはリフレッシュして航海を続けることができました。 少々贅沢かもしれませんが、このスタイルなら素泊りでも肉体的には楽です。 食事は、船内で炊飯してもいいし、コンビニ弁当でもなんとかなります。 実際、今回のクルージングでは、船内で数回飯を炊き、握り飯も作りました。 簡単な食事でも、船上で食べると結構食べられるものです。 航海上は、オート・ヘルムと、ディスプレイの大きなGPSが必須だと思わ れます。オート・ヘルムは万能ではありませんが、ロング・クルーズでは 行程のロスを最小にします。 当然のことながら、最新の海図と港湾案内は必須です。入り組んで暗岩の 多い海域では、GPSのみに頼ることは危険です。 夏場のクルーズでは、水、氷などは絶対に必要なので、燃料と共にこうし たものの補給をどうするか予め考えておくことが必要です。 最後に事前情報の提供と大王崎近辺のデーター入りGPSを貸与いただい たアルバトロスの皆様に厚く御礼申し上げます。 以上 |
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ホワイトクレストの浅生ご夫妻が、2005年6月4日世界周航に 出発し、パナマ運河を通過して東航 2007.4.20 米国の首都 ワシントンに到着。 大西洋を23日で横断。7月22日アイルランド・バントリイに到着。 欧州西岸を南下、アフリカのセウタ港を経て、2008年5月バルセローナ港に停泊中。 ご夫妻の安全な航海をお祈り申し上げます。 予定について次のように書き込みされています。 2005年6月4日 第一寄港地アリューシャン列島のダッチハーバーへ向け葉山出港。 以降、コディアック島を経て7月末アラスカの州都ジュノーに入港。アラスカ・カナダ多島海をのんびり南下。 アメリカ西海岸で少し遊んで、メキシコまでさらに南下。 2005年末にはバハカリフォルニアにてアシカと遊んでいる予定。 2006年からの予定は、以下の3コースのうちさて、どの目が出るでしょう。 <1>パナマ運河を抜けて、カリブ海・大西洋・ヨーロッパへ向かう 世界周航コース。 <2>チリ沿岸を南下、ホーン岬を目指す冒険航海コース。 <3>ガラパゴス・タヒチ諸島を経て南太平洋を周遊するヨット乗り 憧れの楽園航海。 どの目が出ても、楽しそう。帰国予定は4年後くらいをめどに、はっきりいって予定は未定の、出たトコ勝負の人生です。 |
2006年6月5日 浅生ご夫妻から下記のメイルを受取りました。 葉山ヨットクラブの皆様お元気ですか 皆様の見送りを受けて出発以来はや一年が経ちました。この間 大きな故障や病気もなく無事にすごしてきました。つたない日 誌をHPで見てくださった方もいらっしゃると思います。 私達の勝手な旅に色々と応援・励ましを頂ありがとうございます。 今後ハリケーンシーズンのあとアメリカ東海岸を経てヨーロッ パに渡る予定です。何処までやれるか自信はありませんが今後 も応援お願いします。 カルタヘナ・コロンビアより 浅生重捷・ 梨里 ご夫妻のホームページが開設され航海記が掲載されています。 http://www.nirai-jp.com// |
ホワイトクレスト渡部氏より次のような寄稿がありました。 この度の日本海、反時計回りクルージングについて簡単な記録を残したく、書いて見ました 函館より氷見までは私は乗っていないので、友人に記録を依頼したので何かの参考までに 記載します。 まず初めに 葉山マリーナの「JACKY」が九州一周のクルージングに出掛けるのに乗せて頂いたのが2000年 の夏 それ以降「枯野」「ホワイトクレスト」も含み、小笠原、函館、五島列島、伊豆諸島や小豆島 駿河湾と毎年のクルージングに参加してきました この間、ハウステンボス カップでの優勝、駿河湾沖の竜巻、小笠原帰りの台風,関門の7ノツトの 追い潮機走、等 色々と経験を重ねて、多くの親切な人達とめぐり会えた事は素晴らしい事でした 後は残った「日本海」を走ろうとの言う事で今回のクルージングになりました 平均年齢67歳、体力(私、渡部はダメになりましたが)気力、知恵と酒を満載にして、つまみ用の つり道具も積み7月13日に葉山港を出港し22日函館、同日に出港して、いよいよ 日本海に入りました。 全航程2000マイル以上でその三分の二が逆潮と言うクルージングの 始まりです 7月22日、午後11時 3年前にもお世話になった函館赤煉瓦の金森倉庫前を離岸して津軽海に 出る。行き交う船も少なく寒い、葉山を出る時に26度だった水温は19度である 05.00竜飛岬を回りいよいよ日本海を南下する,次第に北風が強くなり25ノットのクオーター 順調に帆走し16.20に予定通り「能代港」に入港。長大な防波堤に囲まれて右側に発電所 左奥に漁港があり、その一隅に泊地を得た。大きくて解かり易い港で物珍しく集まって来る人達は 皆親切。水、燃料、民宿、の手配を進んで手伝ってくれる。 民宿は繋留場所から100M足らず 新築、エアコン着き、綺麗なトイレに乾燥機着き洗濯機も、快適な宿である。 7月24日 06,40分に静かな能代港を出る、相変わらず低い雲,視界の悪さに加えて南西の 真上り、牡鹿半島を迂回するのに潮も悪く時間が掛かる 半島の大きさを改めて実感する 16,40分に本荘港に入港 本荘高校のヨット部が湾内で練習していた、ここのヨット部は 相当に強いようで今年の冬に葉山に合宿に来るそうです 港は突堤が三重になっていて入るのに少々複雑。マリーナ施設は立派でサービスもまずまず だが立地条件が悪く料金も高い、公共の温泉施設まで歩いて10分。タクシーを呼ばなければ 買い物も夕食も出来ない。 しかし、ここの岩牡蠣は最高。 7月25日、 本荘マリーナを07,20分に出港、山形の鼠ケ関マリーナを目指す。相変わらずの 曇り空で弱い南西の風、機帆走で走るも逆潮1,5ノット。夏ではあるがビールの注文が少なく スープやコーヒーとか温かい飲み物が好評。 17.00分鼠ケ関マリーナに入港、火曜日(休港日)にも拘らず給水、給油の手配をして頂き 繋留料も安い。 歩いて五分の民宿「咲き」に泊まる。設備、食事、サービス、値段、全て最高 境港までで最も良い宿、全体的に南下して来るに連れてサービスも価格も悪くなるようだ 7月26日、 06.00分に鼠ケ関マリーナを出港、佐渡の赤泊を目指す。 マリーナで受けた指示通り定置網を避ける為、大きく迂回して鼠ケ関の灯台と粟島の南端を 結ぶ線が今日のコースだ。この当たりは朝方は東の風、昼晴れれば北に変わり曇ると南が吹く と地元の漁師さんが教えてくれたが、残念ながら曇りで南西の風、逆潮1ノットである 粟島に近づくと海の色が緑から青に変わって来た、粟島を越えると綺麗な黒潮に変わる まさに対馬暖流の真っ只中を実感する。この時期漁船は殆ど見えない、フェリーや本船が たまに眼に入る程度。 赤泊港に17.00入港、漁協前に舫う。 ここ赤泊でも地元の皆様にとても親切にして頂きました。 7月27日。 船中仮眠して26日の午後10,30分に赤泊を出港する 目指す富山公共マリーナ、海竜マリーンパークまで約95マイル、15時間の予定だ ここも定置網が多く大きく迂回し沖に出る、二人一組の二時間ワッチの明け方激しい雷雨に会う これが梅雨明けの兆候か?ほぼ予定通り13.30分にマリーナに到着。連絡しておいた地元の 荒井さんご夫妻の出迎えを受ける(荒井さんは中大ヨット部OB 73歳) この港の入り口は、とてつもない大きな定置網があり火力発電所の二本の煙突が目標だが 良く調べて気を付けなければ危険、しかし中は広く施設も良い、ヨットも数多く繋留されていた ここより、私 渡部も同乗し簡単なメールを携帯より送付しましたが、第ニレグ終わりの境港までで 特に記載する事は、和倉温泉にはポンツーン着きの旅館がある、能登島の裏の西岸に葉山とも 縁のある平田さんのヨット「マーサ」が上架されていた、羽咋の港は良好である、小浜の港は原発の 関係か設備が良い、境港には北朝鮮の貨物船が沢山いて中古の自転車や冷蔵庫を積んでいた 8月17日に集合して18日より第三レグ、境港より隠岐の島に寄り山口から関門を越えて姫島から 小豆島まで、また私(渡部)も乗る事にしました。海上より続きは簡単に報告させて頂きます。 隠岐 島前(ドウゼン)は三っの島から(海士島、西の島、知夫島)なって います。島間の水路は静かですが、出た途端に台風余波の日本海。 8月20日、台風一過の好天の中、06.00菱浦港を出港して70 マイル先の温泉津港を目指す。残波は 高いが風向に恵まれスピンランにて日御崎を通過。18.20に石見銀山で名高い北前船の寄港地 温泉津港(ユノツ)に到着・1300年前から湧出したと言う湯はクルージングの疲れを取ってくれます。 重要伝統的建造物群保存地区として特色ある歴史的町並みは一見の価値があります。 8月21日 晴れ06.35ゆのつ港を出港し萩の先の仙崎を目指しています。 温泉津港を出港して順調に機帆走していたら、10畳以上ありそうなレジャーシートに乗り上げる、 色がブルーで少し沈んでいて見えない。シャフトからペラまで一瞬で巻かれる。近くを通った漁船 に助けを依頼、萩の港に曳航され、セミプロの様な漁師2名で潜り取るのに1時間を要す 2時間の ロスで20.10に仙崎入港(仙崎で待っていた仲間が保安庁に電話したので観客が大勢見えた)調書と 聞き取りは萩の港で作業中に終わる。三人も保安庁が来たが思ったより簡単だった。 8月22日 昨日はトラブルで遅くなり今朝はゆっくり09.30に蒲鉾で有名な仙崎の青海島(オオミシマ)港を出港 して近場の40マイル先の長門市「フィッシャリーナむろつ」を目指す。 油谷の東沖で一本釣りをしている漁師に釣れた魚を売って貰う。洋上取引成功。大きな・いさき・ 9匹で2千円刺身と塩焼きでビールの売れ行き多し。 明日はイヨイヨ潮待ちをして関門を抜け平家終焉の地を通り大分の姫島に向かう予定 8月23日 関門の潮止まり06.00に合わせて下関市豊浦町室津(長門市では無かった)フイッシャ リーナでは船中で仮眠し深夜02.45に出港する。関門進入時は東流4ノットで追い潮、巌流島を 左手に見て06.15に無事通過する・やっと太平洋側に出ました。 これからは何回か来たコースです。まず今晩は姫島に寄り車海老を食べて少し休養します。 風が弱く暑い、本船が多くこれが当たり前なのでしょうが日本海ではあまり見かけなかっ たのでワッチに真剣。09.30宇部港で一人下ろして姫島に向かう 二年振りの姫島に14:00入港。 美味しい料理で有名な民宿「姫茶屋」にチェックイン。大歓迎されて鯛のシャブシャブ、 鱸の塩窯、車海老の刺身とフライと塩焼き、と茹でタコ、とモー食べ切れない。 明日は広島の大畠海峡を目指す。 8月24日 ジャッキー日本一周もやっと瀬戸内海近くまで来ました。06.40姫島を出港し快晴 北の微風の中、広島県東能美島の西で大型なヨットハーバーがあると言う 沖野島を目指 しています。周防灘から伊予灘に出て広島湾に向かい北上すると将に多島海です。島々の間 の瀬戸は潮が早く、途中で連れになったパイオニア9は遅れて島影に消えて行きました。諸島 (モロシマ)水道の逆潮を越えて沖野島マリーナに17.15入港。江田島と橋続きの綺麗な島です。 明日は尾道の先の常石に行く予定。 音戸の瀬戸 8月25日昨夜はタクシーで江田島の寿司屋に行き寿司盛り合わせを頼む。鮭、鰻、なまり鰹、 に鯛が少々 姫島との格差に唖然。沖野島マリーナはフィート約千円で山小屋のような宿泊施設も 1部屋8500円(ベット4)あり綺麗なヨットハーバーです。 今度のクルージングも7月13日に葉山を 出て1月半近く経ち 26日には小豆島の岡崎造船に入り化粧直しをする予定です。 最終レグ 小豆島から葉山は9月下旬頃となるでしょう。私、渡部は27日の葉山ふれあいクルーズ に間に合うよう本日、岡山空港より帰宅の予定です。 葉山ー函館ー境港ー小豆島と今回のクルージングの目的「日本一周、半時計回り」はほぼ目的 の大半を終了する日を迎えました。私は尾道の保安庁前の桟橋に飛び降りバス、JR、JAL、京急 と使い帰宅しました。ヨットは常石の境が浜マリーナに17時30分頃入港し、同経営系のベスタビラ ホテルに宿泊しました。 8月26日は8時出港して塩飽諸島手前を備讃瀬戸航路に入り、17時小豆島の琴塚にある岡崎造船 に停泊しました。暫らく上架して化粧直して、葉山に戻ります。渡部の拙い記事を見て頂いた方、 有難うございました。 ホワイト クレスト 渡部 拝 |
アーリーバードの広瀬ご夫妻が、マプワナで本州一周の航海に 2005年5月8日葉山を出港されました。 ご夫妻の安全な航海をお祈り申し上げます。 それに伴いまして、ご夫妻のホームページが開設されました。 夫人が「航海日誌」を定期的に書き込んで下さることになっています。 また「掲示板」(BBS)も設置してございます。ご覧になられましたら 一言でもぜひ書込みをお願いいたします。 URL は下記のとおりです。 http://www.ftf414.net/ ドメイン名の ftf は広瀬さんのアマ無線のコールサイン、 414 はお誕生日だそうです。 9月18日広瀬ご夫妻は無事に葉山港に帰着されました。 暫くは後かたづけに忙しいことでしょう。 |
アルバトロスグループは2005年3月24日同グループの東さんの艇にて 福岡を出発。沖縄・慶良間をクルージングし5月4日に帰港しました。 クルージングの詳細は下記をクリックして下さい。 http://www.k5.dion.ne.jp/~alba/05okinawa-index.htm |
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新港のバーバリアンU世、(ソレイユルボン26)の菅野さんがシングル ハンドで沖縄クルージングに2004年4月5日出発し, 7 月13日 日本最西端 与那国島に到着。2004年8月16日葉山へ元気に帰着しました。 航海記とその後の様子が携帯電話から下記URLに書き込まれています。 http://bb2.cocolog-nifty.com/barbarianlog/ 葉山ヨットクラブの皆様,8月16日、134日目に葉山港に帰港いたしました。 様々なこともありましたが艇ともども無事に帰ることが出来たのは皆様の応援の おかげです。厚く御礼申し上げます。 とりあえず各レグのサマリーだけ御報告いたします。 |
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新港のアルバトロス(ヤマハ30S)は2004年4月15日、本州一周クルージングに 出発し、2004年6月8日予定より7日早く無事帰着しました。 航程と寄港地: 添付PDFをご参照下さい。 PDF 航海情報の掲載: 下記 URLをクリックして下さい。 |
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Jovial Five Wの欧州での航海については、葉山ヨットクラブの大勢の皆様のご声援とご支援をいただき誠にありがとうございました。
すでに私どものHPでもご報告させていただいておりますが、5月中旬北フランスの港、ラ・ロッシェルを出てから、約4ヵ月半航海し、その間大きなトラブルもなく、9月末に無事にフランス・マルセーユ近くの港に到着しました。 この間、ビスケー湾沿いのフランスとスペイン北部、イベリア半島の大西洋側、ジブラルタル、スペイン地中海側、マジョルカ島、フランス南西部等々をまわり、全部で55箇所程の港に立ち寄りました。 その後のさらなる回航計画ですが、これからの活動予定等も考慮して、このあとはできるだけ早いうちに日本に運ぶことといたしました。すでにマルセーユにて横浜向けの本船に船済みし、10月半ばに出港いたしましたので、現在の予定では11月末には到着する予定でおります。その後整備のうえ葉山には11月末から12月初旬には運びたいと考えております。 HYCの皆様にはこの間種々ご支援の言葉をHP上でもいただきましたが、現地での通信事情等もあって、十分お礼を申し上げることができなかったこともあるかと思いますので、あらためて御礼を申し上げる次第です。ありがとうございました。 Jovial Five W 長尾 PS 航海実績表を簡単にまとめましたのでご参考までに添付いたします。 |
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